地域の若者と参加企業が意見交換。脱炭素の普及にいま足りないものは?
川崎市の脱炭素社会実現に向けた取組の一環として設置された「脱炭素アクションみぞのくち推進会議」では、若者目線で脱炭素に関する情報を発信する「まるっとサステナCAMP」を昨年度から行っています。年度ごとにメンバーを更新している「インターン」について、令和6年6月4日、第2期キックオフミーティングを開催しました。
今年度から新たに参加する地域の若者や、昨年度からの継続参加者を合わせた17名を、脱炭素アクションみぞのくち推進会議がインターン生に任命。来年3月までの間、推進会議参画企業への訪問・取材、イベントへの参加を通じて脱炭素に関する取組を発信することで、川崎市高津区溝口周辺地域での脱炭素の取組をより市民にとって身近に感じてもらい、その取組がより一層広がっていくことを目指します。今年度はどんな活動が展開されるのか注目です!
脱炭素アクションみぞのくち推進会議とは…
脱炭素化都市の身近な取組の具体像を示すショーケースとして創設した脱炭素モデル地区『脱炭素アクションみぞのくち』において、脱炭素化に資する身近で先進的な取組を集中的に実施し、市民一人ひとりの環境配慮型のライフスタイルへの行動変容を促すことを目的に設置した会議体のこと。本会議の参画企業・団体はこちらを参照
まるっとサステナCAMPとは…
溝の口に関わる企業の脱炭素化に資する取組に対して、その取組を地域の若者が「イン
ターン」として訪問等を行いながら情報発信する取組のこと。インターン生は、環境に知
見を持つ先生等で構成される「メンター」のサポートを受けながら、情報発信を展開して
います。インターン生、メンターの紹介はこちらを参照
若者の感性×企業の経験。「“脱炭素=意識が高い”という価値観を変えたい!」
今年度のまるっとサステナCAMPでは、前年度までの活動に加え、推進会議参画企業との協働取組などにもチャレンジしていく予定です。ミーティングでのブレーンストーミングでは新たなテーマ分野の一つである“ファッション”について、参画企業が回収に取り組んでいる「海洋プラスチックを使ってアクセサリーを作りたい」といった意見も挙がり、企業側からは「せっかくやるならブランドを立ち上げるくらいのつもりで」との激励の声もありました。
また、「“脱炭素って何なのか?”がふわっとしていてわかりにくい」という意見や、自分たちならではの身近な発信で、「“脱炭素=意識が高い”という価値観を変えていきたい」との意気込みも聞かれました。今年度は発信活動においても、取材先や取材内容な
ど、よりインターン生の自主性に任せるかたちで、noteなどのSNSを活用して積極的かつ柔軟に行っていきます。
●Instagram(脱炭素アクションみぞのくち:@dam_mizonokuchi)
https://www.instagram.com/dam_mizonokuchi/
●note(まるっとサステナCAMP)
https://note.com/marutto_sustaina/
◎昨年度の活動紹介
・メンターによる特別授業
・地元企業・団体の脱炭素に向けた取り組みを見学
・他地域との交流(事例見学・意見交換・交流会など)
・ウェブ記事のライティング など