映像で訪ねる川崎市の歴史と環境の変化「かわさき思い出上映会」

2024年の川崎市制100周年を市、所蔵の700本以上のショートムービーから振り返る「かわさき思い出上映会」が1月25日(木)溝の口のシェアオフィス・コワーキング「nokutica」で開催され、まるっとサステナキャンプのインターン6名が参加しました。

書いた人:まるっとサステナキャンプ公式

主に「まるっとサステナキャンプ」のインターンが行っている活動について記事で発信していきます。

「川崎市映像アーカイブ」とは

古くは昭和20年代から現在まで、各区の古くからの市政ニュース、市民からの提供など700本以上の映像のアーカイブです。
https://www.kawasaki-movie-archive.com/

上映会スタート

進行は川崎市地球温暖化防止活動推進センターの庄司さん・志水さん。

会場にはまるっとサステナキャンプのインターン6名に加え、小学生から上は70代の方まで多世代の方が参加されました。自己紹介から始まり、お茶やお菓子も用意されて和やかな雰囲気で上映会スタート。

上映会スタート

映像のラインナップは…

テーマ①:映像で振り返る川崎の歴史。
川崎市全体の特徴ある出来事の映像。スポーツ、交通インフラの歴史や自然。
フロンターレのJ1進出やロッテオリオンズが川崎の球団として活躍していた頃、川崎で海苔が収穫できていた映像など、アーカイブの中でも人気のあるものを上映。

テーマ②:高津区の暮らし
大山街道の歴史や代表的な施設のオープン時の貴重な映像を上映。

テーマ:川崎の公害・環境問題
そして環境に関する映像。高度経済成長期には臨海エリアを中心に「公害のまち」と呼ばれていた頃の映像をいくつか。空を覆う煤煙、雨を蒸発させるとできる真っ黒な水など、今では想像もつかないような映像もありました。
また、地球温暖化防止活動推進センターの庄司さんと、武蔵野大学准教授でまるっとサステナキャンプのメンターでもある明石先生が、環境に関する映像について語り合う、川崎市映像アーカイブ探求トーク「環境編」(2023年公開)も紹介しました。

テーマ:川崎の自然・環境
最後は自然環境の映像を中心に。先人たちが改善、努力を重ねて環境先進都市として復活を遂げた豊かな自然を上映しました。

上映の感想

約1時間半の上映を終えて、参加者による感想も発表しあいました。まるっとサステナキャンプのインターンをはじめとする若者には川崎市に公害のイメージはなく、交通インフラの発展などへの関心が強く、年配の方々にはやはり煤煙や汚染のイメージが強く残っている様子で、世代ごとの捉え方の違いが興味深い会となりました。

またどの映像も1分から2分の短いもので、どの世代も飽きずに鑑賞できるものばかりで映像の組み合わせやシチュエーションで今後の活動にも大いに活用できると感じました。