溝の口エリアの脱炭素スポットを、謎解きをしながら巡る「ぐるっとナゾトキみぞのくち」。
「まるっとサステナキャンプ」インターンの高校生、前田 初さんが中心となって、小谷真央さん、高橋駿人さんも協力をしながら、冊子が完成しました。
謎解きの期間は11月18日~12月18日の1カ月間。(※冊子は12月18日までとなっていますが期間は好評につき2024年2月末まで延長しました)冊子と筆記用具さえあれば、自由に参加ができます。
今回は、謎解きの制作の裏話をお伝えします。
書いた人:まるっとサステナキャンプ公式
主に「まるっとサステナキャンプ」のインターンが行っている活動について記事で発信していきます。
3人で知恵を絞ってアイデア出し
もともと、謎解きが好きで、各地の町歩き謎解きイベントにも参加していたという前田さん。過去にも子ども向けの謎解きイベントを開催したことがあり、「まるっとサステナキャンプ」にインターンとして参加した当初から、謎解き企画をやりたい!という意思を持っていました。
具体的に、プロジェクトがスタートしたのは9月。
まずは溝の口がどんなまちなのかを知るために、溝の口に関わりのある人にインターネットでアンケートを実施。高校生を中心に、およそ50件の回答があり、「美味しいお店がたくさんある」「カラオケなど放課後に遊ぶ場所がある」など、多くの人が「にぎやかで人もお店も多いまち」というイメージを持っていることがわかりました。
その後、プロジェクトに賛同した小谷真央さん、高橋駿人さんと共に、溝の口エリアを下見へ。
謎解きに利用できそうな溝の口を象徴するスポット、「脱炭素アクション」に関わるスポットを歩いて探しました。
また、3人で話し合いながら対象年齢をどうするか、どんな仕掛けがあると楽しめるか…などを話し合いました。
そこでは、「まるっとサステナ」との連動感を出すためにタイトルは「ぐるっと」とつけよう、歩き回るのが難しいお子さま連れの人でも楽しめるように、動画やSNSを活用しよう、などベースとなるアイデアが次々生まれました。
謎の考案から冊子のデザインまで前田さんが担当
そこから、アイデアを膨らませて、冊子のデザインまでをまとめたのは前田さんです。
前田さんに、制作についてお話を聞きました。
――冊子の製作で特にこだわったところはどこですか?
ロゴにはかなりこだわりました。フォントを20個ほど試してみたり、躍動感を出すために三角をつけてみたり…。「ぐるっと」をイメージした二つの丸は、東急溝の口駅/JR武蔵溝ノ口駅をそれぞれ通る田園都市線/南武線を参考に配色しました。背景の幾何学模様は自分でパターンを作ったのですが、そこにもロゴと同じ丸が入っていてお気に入りです。
――特に大変だったところはどこですか?
前田さん 一番は謎の制作です。周遊型の謎解きを作るのは初めてだったのですが、現地にあるものを使わないといけなかったり、どこかで見た謎にならないようにしたりと、意識しないといけないことがたくさんあって、何度も考え直しました。
――うまくできたな、というところはどこですか?
前田さん (冊子に)謎の配置がきっちりできたと思います。大きさも比率も異なる画像を等しい枠に収め、見やすくまとめることができました。
――冊子のデザインのイメージを教えてください
楽しそうだけど落ち着きのある、明るいイメージにしました!
――今回、冊子のデザインはプロのデザイナーからアドバイスをもらう機会もありましたね。
前田さん 自分では気づかなかったのですが、背景や文字色を見えにくい色にしてしまっていたところが多かったので、そこは今後のデザインでも気をつけていきたいです。
――みなさんに、どんなふうに楽しんでほしいですか?
前田さん 「謎解き」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、困ったらヒントもあるのでぜひ気軽に遊んでほしいです! 好きなタイミングで遊べるので、ちょっとした寄り道としてもオススメです。
制作した冊子は現在以下の場所で配布しています。
●TETO-TEO
●nokutica
●Nokuchi Lab.
●高津区役所(2階)
※施設スタッフへの謎解きについての問い合わせはご遠慮ください。
謎解きは、ぜひ冊子を手に取ってお楽しみください!