2023年11月18日、溝の口周辺で開催された「まるっとサステナフェスティバル」。
そのイベントの中心となるキラリデッキ特設ステージでは、ライブのほか、各出展企業やグルメウィーク参加店舗から代表者が次々と登場し、終始楽しく盛り上がりました。
「まるっとサステナキャンプ」のインターンは、メンターの細谷優希さんとともに登壇し、公開授業を行いました。
今回は、ステージの様子をお届けします。
書いた人:まるっとサステナキャンプ公式
主に「まるっとサステナキャンプ」のインターンが行っている活動について記事で発信していきます。
参加企業のPRや電気を使わないライブなど盛りだくさん!
特設ステージで司会を務めるのは、俳優・MCの鈴木 淳さん、ラジオDJ・MCの笹田恵子さん。市内在住で、数多くのイベントMCや動画出演をしているお2人の会話は息ぴったり!
各企業ブースからゲストが登壇し、それぞれのブースをPRする場面も。富士通(株)は、脱炭素に向けたアプリのキャラクター「グリーンカーボンクマ」のグッズを持って新たなアプリやデジタルスタンプラリーを紹介しました。
同時開催のまるっとサステナグルメウィークの参加店舗の関係者もステージに登場。「Francais La Porte(フランセーズ ラ・ポルテ)」と「ささえ」のシェフがそれぞれのメニューを紹介し、笹田さんが食レポするシーンも盛り上がりました!
音響機器を使わない「電気の無い音楽会」には、古き良きアメリカの音楽、“ラグタイム”や、さまざまなジャンルのどこか懐かしい音楽を、明るくユニークなアレンジで演奏する「きつねのトンプソン」が登場。駅前を歩いている人たちも、この軽快な音楽に足を止め、耳を澄ませて聞き入っていました。
「まるっとサステナキャンプ」インターンが活躍! 公開授業を開校
まるっとサステナキャンプでは、インターンがステージに集結! 1人ずつ自己紹介し、まずは、これまでの活動について振り返るとともに、今後予定しているLINEスタンプや脱炭素バンドについても紹介しました。
前田 初さんは自身が中心になって考案した「ぐるっとナゾトキみぞのくち」について、ぜひ遊んでほしい、と伝えていました。
その後は、環境問題に知見のあるメンターとして、ずっとインターンを見守っている細谷優希さんも登場し、クイズを通して脱炭素の知識を深める『まるっとサステナキャンプ番外編 まるっとサステナ脱炭素クイズ!』を行いました。
ステージを見にきていたお客さんも巻き込んだ4択クイズで、大盛り上がり。
キラリデッキのイルミネーションがじつは再エネ100%で運用されていることや、日本のCO2排出量が世界で5番目に多いことなど、クイズから改めて学びました。
特に、会場の皆さんが興味を持ったのが、最後の問題でした。
Q.このままの経済活動を続けると21世紀末に地球の平均気温は約〇℃上昇するでしょう?
A 1.1℃ B 1.5℃ C 3℃ D 4℃
正解は:D 4℃
なんと、21世紀末には、今より4度も気温が高くなり、日本でも夏は40度というのが当たり前になってしまうというのです。
細谷さんから解説をしていただきました。
「温暖化研究の権威であるロックストローム博士は、『温暖化を一時停止してほしい』と地球に頼むことはできないと述べています。人間が人為的に起こしてしまった温暖化を解決していくのも私たちであるべきです。
2100年ごろに4℃の気温が上昇してしまった場合には、今10カンあるお寿司の種類がなくなってしまって0カンに。一年の猛暑日は47日となってしまいます。これは2020年の4倍で、屋外で労働できる時間は3~4割に減ってしまいます。また、東京23区の熱中症リスクは13.5倍に、24万人が救急搬送されて医療の危機に陥ってしまいます。1mの海面上昇によって日本の砂浜は90%が消えてしまいます。台風や自然災害が猛威をふるい、降水量が30%以上増加します、荒川が氾濫したら観測史上最大規模の水量が押し寄せて、推定される死者は2300名で、広い範囲で二週間以上の浸水が続いてしまいます」
気温上昇は、特に猛暑日の多かった今年は自分たちでも実感した出来事です。この問題には、これまであまり環境問題について知らなかったという笹田さんも大変なことが起きているということを改めて感じたと話していました。
イベントの最後に、再び登壇したインターンのメンバー。
本江志織さんは「クイズは間違ってしまった問題もありましたが、とっても楽しかった。また改めて脱炭素について勉強する良い機会になりました」と語りました。
「まるっとサステナフェスティバル」は、「まるっとサステナキャンプ」インターンにとって、一つの大きな節目となりました。活動は、これから2024年3月までまだまだ続きます。これまで学んだ知識を持って、今後はそれぞれの個性を生かした活動へと発展させていきます。